魂の根っこ

魂の根っこを育むことは、自分への信頼を育むこと

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病院で看護師として働いていた頃、沢山の患者さんが医師に言われた通りの治療をしていくのを見てきました。  

病院に来ているんだから、当たり前?  

癌や白血病の方にとっては、医師が提案してくれた唯一の選択肢、   もうそれで治療を頑張ろうと思うかもしれない。  

この薬が効かない、では次、と。   その選択にいい悪いはない。  

ただ私が働いていた頃は、告知が今ほどポピュラーではなかったので、   今の自分の本当の状態を知らないまま、沢山の治療にチャレンジしてこの世を旅立つ方も多かったのです。    

その事実に若かった私はとても傷ついたし、   ただ寄り添うことしかできない自分に不甲斐なさを感じて   大学病院で働くことを終わりにしました。    

ヘアメイクの仕事がまだ軌道に乗らない頃は   訪問入浴の看護師として掛け持ちしながら、   5年程、自宅で療養される方の姿を見てきました。      

それから約10年後に働いた療養病棟では、   神経系統の難病や癌を持って最期を迎える方のお見送りを沢山させていただきました。  

最近では、唯一仲良くしていた10歳年上の従姉妹を癌で亡くし、 私の大切な近しい人たちが鬱で苦しむ姿を見てきました。    

そんな沢山の経験をさせて頂いてから、今感じること。  

沢山の出会いと別れ、生と死の境界から感じたこと。    

それは、病気になった人もそうでない人も、自分で感じる力を養っていくことの大切さです。    

今、ここにある自分、この一瞬の自分をどれだけ感じたか、   今の自分が何を感じているかを目をそらさずに観て、 自分を信じていくことができたら、   どんなことも受け入れて目の前に起こる全てをありがたいものとしていくことができるのではないか、と思うのです。  

簡単なことではないし、練習は必要です。    

私自身、まだまだ自分への信頼が足りないところに気づかされ、その度に苦しむこともあります。    

そんなとき、本当に沢山自分に向き合う癖をつけてきたことは良かったなと思えます。    

苦しくて逃げ出したくなるときも沢山あります。  

だけど、観ていくからこそ、自分の魂の声を微かにでも受け取れるんだと実感します。     自分を観ることを決して諦めてはいけない。  

かけがえのない自分自身ですから。   本当にそう思います。     世の中には沢山の情報が溢れています。  

以前出会った、整体師の老師に言われたこと。   「ある食べ物が身体のどの部分を変えるなどの研究にはキリがない。   細かく観ていけばその事実はあるだろう。   だけど、全体を観ることが大事なんだ」    

ひとつひとつの情報に流されないこと。  

野菜や果物、そのほかのありとあらゆるこの地球上に存在するもの、 どんなものにも研究された効能は沢山ある。  

それはもちろん事実です。  

あれがいい、とブームになったりするのをよく私たちは目にしますよね。    

だけど、自分はどう感じるか?どんなふうに変化したか?    

ここを観ることを忘れて、これに効くから、という理由だけで使うことは   すごくもったいないな、と思うのです。    

情報はガイドではある。   でもガイドに従ったときの反応をしっかり観ていくこと。    

そう、ときには逃げ出したくなるくらい辛い現実があっても   辛抱強く観ていく自分を育てること。    

自分に向き合う時間を惜しまずに使うことが、   あちこちの情報に惑わされない自分を育てていきます。    

私も日々練習しています。  

この4日間はラベンダーのエッセンシャルオイルに沢山助けられました。   沢山のチャレンジを自信に変えるきっかけを頂きました。    

私が手にしたものは、たまたま1滴のラベンダーのエッセンシャルオイルでしたが、そこから自分を観察して感じたこと、その体験は自分にしかないものなのです。  

もしまた震災が起きて、ラベンダーのエッセンシャルオイルも何も手元になかったら・・・   私に残っているのは、1滴のラベンダーを使った時に得た経験・・・   その時に得た感覚と、それによってチャレンジしようとした勇気、 チャレンジしてみたからこそ得られた感覚を通して得た自分への信頼だけです。  

全ての物事が今の自分を信頼していくためのありがたいギフトです。  

それを感じていくことが魂の根っこを育むということであり、 そのための器・道具でもある自分自身の体と心のケアをしていくことが 習慣になれば、 もっともっと自分を信頼して大切な家族や友人と関わっていくことが できるのではないかと考えています。  

私自身が病気がちで、中学の頃は原因不明の発熱で部活に行けなくなっていじめられたり、看護師になってからは自分が具合が悪いなんては言っていられないくらい忙しく、先輩を始め体調が悪い時は当たり前のように薬や点滴でなんとかするのが日常、『病気になんてなっていたら損をする』という考えが深く根付いていたのです。  

しかし、子宮筋腫や事故などで病気でないふりや、病気をなかったことにすることができなくなった時、 もう向き合わずにはいられない現実が待っていました。  

そうして何度も向き合って来れたのは、今となってはありがたいとしか言いようがありません。

この肉体が終わりを迎える前に自分を信頼して向き合う練習が何度もできたからです。  

だからこそ、魂の根っこを育むために必要なことを伝えていかなければならないと感じてこの活動をしています。            

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